社長の記事

#3 155円から〜150円。円高の背景は?

2025年02月11日 22:12

こんばんは。マキシム代表の杉山です。


今日は、今、為替が円高に振れてる背景について書こうと思います。


最近のドル円相場の動きは、経済指標や政策の変化に敏感に反応していることが伺えます。

特に、米国の関税発動によるリスク回避の動きが、155円台から154円台への円高を引き起こしました。これは、投資家が不安定な状況に対して慎重になる傾向を示しています。


さらに、日本の利上げ観測が強まったことも、円高の大きな要因となりました。12月の実質賃金の上昇は、日銀が利上げを早める可能性を示唆し、市場の期待感を高めました。特に、日銀の田村審議委員の「最低でも1%まで必要」という発言は、投資家の見方を大きく変える要因となりました。


しかし、日銀の植田総裁と政府の石破総理の間に見られる見解のズレは、今後の市場において注意が必要です。インフレに対する姿勢が異なることで、政策の方向性が不透明になり、円相場にさらなる影響を与える可能性があります。


今後も市場は、日銀や政府の発言に敏感に反応し、変動が続くことが予想されます。投資家は、これらの動向を注視しながら、資産の運用を見極めていく必要があります。市場の不安定さを考慮し、慎重な判断が求められる時期と言えるでしょう。


本日の記事は以上となります。

それではまた!


杉山